事業報告(平成28年度)

【事業概要】
平成28年度の事業運営については、事業計画に沿って、高尾みころも霊堂に新たに合祀奉安された産業殉職者を含めた25万4千余名の「御霊」の慰霊敬仰事業、環境整備事業、会員など関係者への支援・交流事業の充実を図ったのをはじめ、広報普及活動、労働災害の防止に向けた啓発活動などの新しい事業の開始を含む奉賛活動の充実に努めた。

【主要事業】
I.慰霊敬仰など奉賛活動の推進
  1. 慰霊敬仰事業
    (1)春の慰霊祭を5月14日(土)、夏まつりを8月6日(土)に実施した。
    春の慰霊祭は祭祀堂広場において霊位の遷座行列、筝曲奉納、お供茶奉上、ご遺族の献花などにより御霊を慰霊した。
    夏まつりは、恒例の提灯行列・拝礼、花火の打ち上げのほか、ピエロによるバルーンの制作、女性歌手による「日本の心の唄」を実施した。
    (2)産業殉職者合祀慰霊式への協力(主催:労働者健康安全機構)
    産業殉職者合祀慰霊式が10月12日(水)、ご遺族を始め、政労使代表及び労働災害防止団体等多数の関係者が出席して行われた。
    (3)慰霊顕彰碑の整備等
    祭祀堂横に建立した「産業殉職者慰霊顕彰碑」に平成28年の合祀奉安者数(3,210名)を刻むとともに周辺の環境整備を行った。
  2. 環境整備事業
    (1)花壇等への植栽
    霊苑内の花壇等に、年4回(5月、8月、9月、12月)四季折々の花を植栽するなど環境美化に努めた。
    (2)霊苑内の環境美化
    「故郷の森」がイノシシに荒らされないよう9月に対策用の看板と「水仙と彼岸花」を植栽した。
    (3)祭壇などへの供花
    祭壇などに生花を絶やさないよう随時供花を行った。
II.産業殉職者遺家族をはじめとする会員等に対する相談支援活動の強化
  1. 支援事業
    (1)祭祀等に関する相談を、随時、当会職員が直接又は電話相談等により行った。
    また、合祀慰霊式においては、遺族相談窓口を設けて相談を行った。
    (2)会員サービス事業
    会員証の利用による宿泊割引制度の実施、無料給茶機の運営及び「霊堂四季の写真」の無料提供を行った。
    (3)代理参拝支援事業
    会員の高齢化、遠隔地在住の会員のため、代理参拝(納骨壇の清掃、供花、参拝)支援を行った(供花料のみ実費)。
    (4)会員などへの祭祀用具の斡旋を行った。
  2. 交流事業
    「春の慰霊祭」、「夏まつり」及び「奉賛会会報」誌上等を通じて会員の交流を進めた。
III.奉賛会の活動の充実強化と新たな発展に向けて
  1. 奉賛会の基盤の整備
    (1)新規会員の加入促進活動
    新規合祀奉安者の遺族を始め、納骨壇利用契約者、また、労働災害防止関係団体に対する加入要請を積極的に行った。
    (2)地域社会、関係団体との連携の強化
    春の慰霊祭、夏まつりの実施を始め奉賛会の活動に関し、地域団体の積極的な参加と協力の強化に努めた。
  2. 広報・普及啓発活動の強化
    (1) 広報媒体等を利用した広報活動の強化
    ウェブサイトの更新等により奉賛会の活動などについて広報活動を行った。
    「奉賛会報第50号」(11月に8,500部)を情報内容の充実を図って発行した。
    (2)各種事業を通じた産業殉職者慰霊顕彰の重要性の普及啓発
    産業界の安全祈願祭、殉職者の慰霊式について、関係団体に働きかけた。
    (3)新規合祀遺家族に対する奉賛会活動の周知
    平成28年度新規合祀奉安者の遺族に対し、「奉賛会報第50号」を送付し、合祀慰霊式の報告を行うとともに、奉賛会への加入要請を兼ねた活動紹介を行った。
  3. 産業災害の防止及び産業殉職者の顕彰に向けた機運の醸成
    (1)産業殉職者御霊簿のデジタル化に向け、高尾みころも霊堂事務所内にてパソコン入力作業を継続して行った。
    (2)労働災害防止団体、安全衛生団体等との第4回協力連絡会を9月16日(金)学士会館にて開催し、各団体の労働災害等の事例紹介、傘下企業の高尾みころも霊堂訪問奨励及び各団体の広報誌上での奉賛会の紹介等について意見交換を行った。
会員の状況
会員区分 27年度末会員数 28年度入退会 28年度末会員数
入会 退会 会員数
個人会員 3,948 62 110 3,900
 殉職会員 2,545 57 71 2,531
 一般会員 1,403 5 39 1,369
法人会員 159 1 5 155
特別法人会員 12 0 0 12
合  計 4,119 63 115 4,067