高尾みころも霊堂の写真集「慰霊 とこしえに」
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− 1 −第1部 高尾みころも霊堂紹介第1章 高尾みころも霊堂とは 高尾みころも霊堂(産業殉職者霊堂)は、産業災害(通勤災害を含む)で亡くなられた方々の尊い「御み霊たま」をお慰めするため、昭和47年5月に労働省(現 厚生労働省)と特殊法人労働福祉事業団(現 独立行政法人労働者健康安全機構)とが協議し、労災保険法施行20周年記念行事として、国費のほか経済団体や労働団体など民間有志の協力を得て建立したものであります。労働者健康安全機構は同年6月の開堂以来霊堂の管理運営を担い、毎年秋に各都道府県の遺族代表をはじめ、政財界、労使団体の代表等をお招きし、産業殉職者合祀慰霊式を挙行しております。 また、産業殉職者霊堂奉賛会は、霊堂の運営に協力するため昭和50年に「高尾みころも霊堂奉賛会」(任意団体)として活動をはじめ、その後、平成5年に労働大臣の許可を受け「財団法人産業殉職者霊堂奉賛会」としてご遺族ならびに関係企業・団体のご協力を得て春の慰霊祭、夏まつり、永代供養慰霊式などの慰霊敬仰事業や環境美化等の奉賛活動を行ってきましたが、平成24年に内閣総理大臣の認定を受け新たに「公益財団法人産業殉職者霊堂奉賛会」として発足し今日に至っております。 霊堂には、ご遺族のご希望により、産業殉職者のご遺骨やご遺品をお預かりし、ご遺族の慰霊の場所としております。

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